プロフィール にも書いたよ〜に、予告どおり行ってきましたよ、プラトゥリ(プラスティックトゥリー)のライブ。もちろん女装で!
これがボクの女装外出初体験、いわゆるデビュー?(いやデビューってのは女装サロンに行くことなのかな?)、とにもかくにも画期的な1日なのでした。
それにしてもこの日は朝から雪!、サクラ満開後の雪は二十何年ぶりかって大騒ぎでしたよね。なれないことすると雪が降るぞとは言うけれど、まさかこんな日に雪になるとは…。春ものの準備しかしてなかったってのもあるけど、やはり初の外出ということのプレッシャーもあって、女装外出計画は延期して…とくじけそうになりましたが、パートナーが厚手のコートとやはり厚めのソックスなどなど貸して下さるというので(泣)、なんとか気合いを入れてメイクしたくなど始めたのでした。
さて初外出の行き先は、プラトゥリのライブ会場、赤坂ブリッツ。あ〜ん、なんと初外出が赤坂ですよ〜ん。なんてオシャレな…。
それにしてもそこにたどりつくまでがタイヘン。だいいち女装で歩いたことがないのに、いきなり5cmのヒールです。外股になってる!というパートナーのチェックチェックで修正しつつ、雪の中をもより駅までユニクロの傘さして向かうのでした。それにしても傘のおかげて近所の人に顔見られないように行けたのは、不幸中の幸いというか、神のさい配か(笑)。
いよいよ電車の中がキンパクですね〜。いつ気づかれるか。土曜の夕方都心方向ですけど、けっこう空いてたんで、途中からなんとシートに座るという暴挙に…。人前で座るというのも初めてだったんで、緊張のあまり手でコートとスカートを押さえて、というのを忘れて、ぐちゃぐちゃになってしまいました。あわてて座り直しましたが、こんどはソックスの位置がずれてるとパートナーからチェック。これをもたもた直していると、隣からひそひそ声で「女の子はそういうのはサッと直すのよ」と指示が飛んできました(笑)。女の子である、ということの水面下にはたくさんの「無意識化された行為」が積み重ねられているのね…なんちて。
さて時間が押してるので、地下鉄の乗り換えをだいたんにもヒールで走ったりするなどして、ついに赤坂へ! と言っても、ブリッツは千代田線赤坂駅のすぐ上なので、赤坂の街を散策するのはライブの後です。
プラトゥリ・ファンは99.9%女子ですね〜。うち1%くらいは女装子だったりして。なつかしの黒装束ビジュアル系の姐さんたちが多いです。あとはギャル系で、ボクはオーソドックスな白コートだったけど、この中では長身・細身(パートナーのを借りたので型が細いのね。ボク自身は細身ではない…)なので、まぁ浮いてはないかなって感じ。それにしてもここまでのところ、バレてはないみたい。
いよいよプラトゥリ登場! ボーカルのリュウタローくんはなんとも「乙女系」!で素敵です。黒いスーツの上に七分のパンツね。あとオヤジっぽいネクタイしてました(笑)けど、これがけっこうオツです。歌詞も、歌詞カードで見るとけっこうキツイのが多いけど、こうやって生で聴いてると、なんとも乙女ちっく、ロマンちっくな歌詞がびんびん響いてきて、思わず泣けちゃいます〜。後ろの席の女の子たちも「あぶないあぶない、泣くとこだった〜」と何度も言ってました。
ところでビジュアル系ライブにはつきもののフィンガーアクション。あのクネクネ、男子でやってる人はいないと思いますが、ボクも男子で行ったライブでは「なんで女の子だけあ〜いうことできんの」というくやしひ思いをしていたんだけど、考えてみたら、今日はやっていいのだった(笑)。音痴&リズム感ゼロなんで、いちおう遠慮しておきましたけど、していいんだってことはなんかすっごい開放感ね。
さてさてライブも終わり、メイクで泣くという体験も初めてだったんで、パートナーにメイクは大丈夫?と聞くと、大丈夫とのこと。なんたって分厚く塗りたくってるからな(笑)。赤坂ブリッツの坂をおりて「ウルトラマンの像」の前で記念撮影〜。うらやましひでしょ?
当然、ライブがはねたら飲みに行こうというとこですが、せっかく赤坂に来てるとはいうものの、貧乏女装子としては、もちろん居酒屋へ直行。エレベーターではサラリーマン二人組みとご一緒になってしまいましたが、な〜んかこっちを気にしてる様子。さりげなく壁の方に目をやってごまかしましたが、すぐに居酒屋のフロアに到着。彼らもここで降りるみたいなんだけど、奥の方にいるボクに、どうぞお先にって感じで待ってるのね。そ〜か、レディファーストってやつか〜〜!と感動。さりげなく会釈してさっと大股で降りてみました。
居酒屋では入口が下足箱になってるスタイルで、うわっヒール脱ぐのぉっと焦りましたが、ここも人目がなかったんでクリヤ。あ〜楽じゃ楽じゃ。ず〜とヒールで立ってた上に、内股で歩き、そして猫背矯正で背中そらしてたんで、かなり腰に来てました。歳のせい?いや歳かんけいなくキツいと思うよ〜。
掘り炬燵式のカウンターにパートナーと二人ならんで座ったんですが、角になってるとこだったんで、角をはさんだサイドに座ってる女子四人から、こっちの顔が真っ正面に見える位置になります。さぁ〜いつバレるかな(笑)。それにしてもせっかく居酒屋に来たというのに、こっちは「声」を出せません。ひそひそ声で話しましたが、これがなんかかえって怪しい? う〜ん、やはり声の練習もしなくてはならないのか。ひそひそ声でひとしきりプラトゥリ話に盛り上がります。けっこうプラトゥリ話でひそひそ声ってのもマッチしてたりして。ビジュアル系ネタだけに、「女装」とかそれを連想させる言葉がぽんぽん出てくるので、それがキーワードになって周りの人が気づくのではないかと冷や汗ものです。
ふだんはガツガツかき込むように食べてるボクですが、ここは箸の使い方もそことなく女子っぽく決めてみました(笑)。ひとしきり飲んで、そ〜だメイクをチェックと手鏡を取り出してみました。なかなかこれも「やってみて〜」ことの一つですよね(笑)。けっこう口紅はとれてない。ジョッキ(がまんして中ジョッキっすよ〜)にもついてないもんな〜。しかし「鼻のあたりのフェンデがとれてきてる」とパートナーの鋭いチェック。ていうか、ほんとテカってました。さっそくなおそうと思いましたが、「女の子はトイレで直すものよ」という厳しいお言葉に、(女装界?では女子トイレを使っていいか悪いか論争などもあるとか…でちょっと迷ったんですが)ここはエイヤと女子トイレへ。ささっとファンデ
を付け、あとはずーっと気になってたウィグのズレ?を直してみました。なんかアジャスタがキツすぎたせいか、じわじわと上にずり上がってく感じがしてしょうがなかったのね。これも次回は固定法を研究すべきとこです。
そんなわけで後は赤坂の街を背景に写真を撮りつつ、家路へと向かったのでした。途中の駅や帰り道の路上などであまったフィルムで写真撮り。ライブが終わった時点で雪はやんでましたが、いまはくっきり月がでてます。あ〜ほんと、楽しかった。